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脳卒中を考える③

 今回は前回書きました、①脳の血管が破れる病気の代表として『脳内出血』を取り上げます。

 脳内出血は、脳の内部に入り込んだ血管が突然破れて起こる状態です(図)。特に脳の深いところの血管が破れて起こることが多く、出血によって血の塊を作ります。脳は頭蓋骨という閉ざされた空間で包まれています。脳内出血によって、出血による直接的な影響(その出血場所に局在する機能の障害)と、血の塊の圧迫による(脳内圧の増加など)間接的な影響が起こります。

これらについて説明します。

 出血によってまず脳組織が破壊されます。その破壊されたことによる症状が出現します。具体的には、片方の手足のマヒ(脳は片方の脳で片方の上・下半身を支配していると大まかに考えて下さい)、言葉の障害、出血の範囲が大きくなったり意識中枢の障害によって意識障害が見られます。

 出血の範囲が広いような最重症型は死に至ります。脳内出血を起こす最大の原因は数年以上にわたる高血圧の既往です。生活習慣の改善や病院への通院・薬の内服等によってきちんと血圧を正常状態に下げていれば脳内出血はある程度防ぐことが可能です。

(岩手医科大学医師会)

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岩手医科大学HP

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