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楽しく踊って若々しく

「楽しく踊って若々しく」岩手県ボールルームダンス連盟会長 丸市憲行さん

岩手県ボールルームダンス連盟 会長 丸市 憲行 さん(70)

艶な世界に魅了され踊り続けて半世紀

 華やかなドレスとタキシードに身を包み、軽快に舞う社交ダンス。「ボールルームダンス」とも呼ばれ、子どもからシニアまで生涯続けることができる芸術性の高いスポーツです。

 今年1月に岩手県ボールルームダンス連盟会長に就任した丸市憲行さんは、ダンス歴50年のプロダンサーです。「きっかけは20歳くらいの時、先輩に誘われて行ったダンスパーティーでした。こんな世界があるんだと衝撃を受けました」と丸市さん。当時、ダンスパーティーは若者が集まる出会いの場。ダンス経験のなかった丸市さんは「一緒に踊りませんか」と相手を誘うことができませんでした。早速教室に通いジルバ、ルンバと覚えると、ダンスの世界にのめり込んでいきました。

 ダンスで人と繋がり活動も広がる中、競技会を観戦し刺激を受けた丸市さん。当時住んでいた北上市から盛岡市の「かわい社交ダンス教室」に通い、川井昭吾先生の指導のもと競技ダンスの道へ進みます。ここでパートナーとして一緒に踊ってきた奥さまと結婚し、後に盛岡市へ移住。奥さまや川井先生の勧めもあり26歳でプロに転向し「かわい社交ダンス教室」で指導者としてのスキルも磨きました。33歳で独立し「丸市ダンス教室」を開設。二人の娘さんも就学前から社交ダンスを始め、プロとして活躍しています。

社交ダンスの魅力を発信していきたい

 30代で岩手県社交ダンス教師協会の理事に就任した丸市さんは、40年以上にわたり社交ダンスの振興のために組織を牽引してきました。公益財団法人 日本ボールルームダンス連盟(JBDF)東北ブロックの全東北ダンス選手権大会をはじめ公認競技会の企画運営のほか、若い人にも社交ダンスを知ってもらいたいとジュニアスクールを開校し、早期からの指導強化、競技人口の底上げなどに力を注ぎます。

 丸市さんの教室には現在、17歳から93歳まで幅広い世代の生徒さんが通っています。長年指導を続ける中で、ダンスの上達と共に自信をつけ、積極的に変化する生徒さんの姿を幾度となく見てきました。教え子が全国大会で優勝したことも。「生徒の成長に私がエネルギーをもらっています」と丸市さん。上達していく過程に立ち合えることは、指導者冥利に尽きるといいます。

 社交ダンスの魅力についてお聞きすると「音楽に合わせて体を動かしたくなりませんか」と笑顔に。「普段は杖をついている高齢の生徒さんが、音楽が鳴りだすと背筋を伸ばし颯爽と踊ります。音楽に合わせて体を動かす気持ちよさがモチベーションになっているのかもしれません」と話します。ダンスを踊る人にとって音楽はスイッチのようなもの。80代90代と歳を重ねても、体得したステップは簡単には衰えないといいます。ダンスの基本の立ち方は、胃袋を肋骨の間に入れ、背骨と背骨の間に空気を入れるように引き上げるイメージ。この姿勢を普段から意識することが、心身の若々しさを支えているのかもしれません。

 岩手県内にはJBDF公認教室が21カ所あります。「社交ダンスは敷居が高いと言う方もいますが全くそんなことはないので、気軽に見学に来てほしい」と丸市さん。競技選手の迫力あるダンスを間近で見ることができる競技会の観戦もオススメとのこと。競技会の情報は、岩手県ボールルームダンス連盟広報部のツイッターやフェイスブックで随時発信します。誰でも主役になれる社交ダンスの華やかな世界をご夫婦で、お友達と覗いてみませんか。

丸市 憲行さん

1952年生まれ、一戸町出身。「人生は一度しかないんだよ」という奥さまの言葉に背中を押され、会社員からプロダンサーへ転身。岩手県社交ダンス教師協会理事、岩手県プロインストラクター協会常任理事、副会長を経て2022年から岩手県ボールルームダンス連盟会長。丸市ダンス教室講師。Facebook・Twitterで「岩手県ボールルームダンス連盟広報部」で活動を発信中

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