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脳卒中に影響を与える疾患①

高血圧治療目的は?

 今回と次号でもう少し血圧について見てみることにしたいと思います。  高血圧はなぜ治療する必要があるのでしょうか?その治療の目的は、高血圧の持続によってもたらされる心臓や血管の障害による合併症(脳卒中、心筋梗塞など)の発症と、それらによって引き起こされる機能障害や最終的には死亡する割合を減少させることにあります。 心臓はポンプの作用を行っており、それによって絶えずいろいろな器官・組織に血液を送って酸素と栄養を与えています。血圧は、今までにも述べていますが、『血管の壁に与える血液の圧力』を示しています。この時の圧力は以下の2つによって決まることになります。  血圧=心臓から送り出される血液の量(心拍出量) × 末梢血管での血液の流れにくさ(末梢血管抵抗)  庭にホースで水をまくことを考えてみましょう。ホースの水を勢いよく飛ばすために、先端をつぶして持つ事があると思います。このつぶしている状態が『抵抗』です。抵抗が存在すると、庭のいろいろな場所の水を確保するために蛇口をひねって水量を増やす必要がありますし、その抵抗から先の所には勢いよく水が流れることもよくわかると思います。このような状態を身体に置き換えると、動脈硬化部より先は圧力がかかりやすい状況となり、当然心臓が働いて血圧を上げる必要があることがわかると思います。それだけ心臓が余計な仕事をしなければいけなくなるのです。

(岩手医科大学医師会)

岩手医科大学HP

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