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12.32016
今もこの先も地域に貢献

岩手県内の郵便業務の中枢拠点「盛岡中央郵便局」。その経営責任を担っているのは、はつらつとした明るい笑顔が印象的な郵便局長・菅原弘明さんです。 1975年、一関第二高等学校を卒業後、地元の奥州市衣川郵便局の郵便外務員に採用されたのを始まりに、北東北の各局や東北支社において勤続40余年。「郵便局は堅実に働くイメージがあった」というのが、この仕事を選んだ理由でした。いまでこそ「明るく元気に爽やかに」をモットーとしている菅原さんですが、少年時代は常に悩みを抱え殻にとじこもっていたのだとか。大人になり、そんな自分に決別しようと〝迷ったら前へ〟と意識改革。「悩んだり迷ったりしたときは前進してきました。がむしゃらに働いて稼いだし、めちゃくちゃな生活もしてきたけどね」。 役務に日々奔走しながら懸念しているのは、手紙を書く人の減少傾向について。「スマホやネットなどデジタル化が進んできたために、手紙をしたためる人が減っているのは残念なこと。子どもの情操教育にも役立つので、若い時分から手紙に慣れ親しんでいってもらいたい」と話す菅原さん。とはいえ、多忙ゆえに菅原さんご自身もなかなか手紙を書く時間が作れていないそうですが、「絵手紙道具も揃えたし、定年後はどんどん書きますよ」。「自分で自らを忙しく追い込んでいる」と話すように、忙しさが増し続ける理由は趣味の域がとどまることなくどんどん広がっているためで、ジョギングやマラソン、登山、庭木の剪定、さらに趣味の一歩手前も含めれば、囲碁、ゴルフ、講談など、その数の多さに驚かされるばかりです。 現役最終年を迎えた今、「お客様に質の高いサービスを提供できる人材を育成していきたい」と意気込む一方で、引退後についても着々と計画中。「清掃活動など何らかの形で会社や地域への恩返しをしたいと思っています。家族を養ってこれたのは会社のおかげ、その会社で長年勤めてこられたのは地域のおかげですからね。趣味も深く追求していきたいです」。 仕事に趣味に、そして、これからの生活に意欲旺盛な菅原さんは、まさにアクティブシニアの代表格といえます。