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脳卒中に影響を与える疾患②

糖尿病とは

 今回から、具体的に脳卒中などの病気に影響を与える糖尿病について数回取り上げます。
糖尿病は血液の中のブドウ糖(血糖)が多くなる病気です。病名からは尿の中に糖が出てくる病気のように思えますが、実は血糖が高いために尿に糖分がもれ出てくるのです。
なぜ血液のブドウ糖の値が高くなるのでしょうか。いろいろな原因が考えられますが、それについては今後追々記載していくこととします。
ブドウ糖は皆さんもご存じのように栄養分の代表的なものです。すなわち身体の『燃料』と考える事ができます。糖尿病とは、この燃料を身体の中に貯めることができなくなってしまう病気と言い換えることができます。
実は血糖値が高くなっても、身体は痛くもかゆくもありません。このため糖尿病や高血圧は『サイレントキラー(沈黙の殺人者)』とも呼ばれています。しかし10年、20年、さらには30年という長い間、濃い血糖にさらされていると血管がいたんできます。血糖値が高い状態は血管の中にかき氷のシロップが流れている状態と考えていただくと分かりやすく、細い血管なら簡単に詰まってしまうでしょう。
このような血管のいたみや流れの悪さが、さまざまな場所に合併症を引き起こすのです。糖尿病の本当の怖さは、この合併症が進んでいくことにあります。
このことについて、次号より詳しく述べていくこととします。

(岩手医科大学医師会)

岩手医科大学HP

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