低脂肪・高タンパク質な鶏むね肉 ―しっとり柔らかく調理して―

低脂肪・高タンパク質な鶏むね肉 ―しっとり柔らかく調理して―

健康食
正しい知識で食べて元気に 健康食
管理栄養士 菊池洋子さん

 スーパーの広告日には100g50円を切る鶏むね肉。パサパサとした食感がいまひとつと言う方も多いと思いますが、鶏むね肉で作ったサラダチキンはそのままでも手軽に食べられ、またラーメンや酢の物などの具材に使えることから、若い人にも人気があるようです。今回は、鶏むね肉の栄養と、しっとり柔らかく調理する方法を紹介したいと思います。

● 鶏むね肉は低カロリー・高タンパク質

 鶏むね肉は、鶏もも肉と比べると脂肪量がぐんと少ないため低カロリーです。一方、筋肉作りに必要なタンパク質は100gで23‌.3gも含んでいます(鶏もも肉は16‌.6g)。余分な脂肪をつけたくないアスリートの人たちが脂肪が少なく、高タンパク質の鶏むね肉を愛用するのもこのためです。

● 鶏むね肉に多いイミダペプチド

 広告などでよく目にする抗疲労物質で話題の「イミダペプチド」が鶏むね肉には多く含まれており、脊椎動物の骨格筋や脳に多く含まれるカルノシンやアンセリンなどの成分の総称です。

「生体内で発生する酸化ストレスを低減させ、疲労からの回復を促進する作用がある」とされています。

 疲労改善効果に必要なイミダペプチドは200mg/日。鶏むね肉の場合、100gで必要量を取ることができます。運動や作業で疲れた日には、鶏むね肉を使った料理やサラダチキンを取り入れてみませんか。

● しっとり柔らかく調理

 鶏むね肉をしっとり柔らかく調理する方法はいろいろありますが簡単でおいしくしっとりする方法と、鶏むね肉のおすすめのレシピを紹介したいと思います。

 しっとり柔らかく調理する方法は、料理研究家の上田淳子さんが薦める「塩糖水漬け」です。鶏むね肉を塩糖水(肉200〜300gに対して、塩3g、砂糖5g、水100‌cc)に3時間以上漬け込んでから調理します。漬け込むことで鶏むね肉が水分をため込むため、加熱してもしっとり柔らかく、臭みもとれておいしく調理できます。

 塩糖水はポリ袋に作り、肉を入れて袋の空気を抜き、冷蔵庫に入れておきます。さまざまな料理に合う、鶏むね肉で季節の変わり目に疲れた体を労りましょう。

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