4年振りに開講した自分史入門講座でシニアナビを務めました。岩手日報やシニアズなどで紹介されたことで、参加希望者(8割シニア)が定員数を大幅に上回り、数回に分けて実施しました。
講座では参加の動機や自分史づくりの意義などを共有し合いました。受講者は「書きたいことがたくさんあるけど、どのように書いて、まとめてよいかわからない(織物が趣味の50代女性)」、「立花隆の自分史を読んで、ぜひ自分史を書いてみたくなり参加しました(華道を教えている70代女性)」、「ブログにたくさん日記風に書いていますが、何とか自分史の本を出したい(社会活動をしている60代女性)」、「自分の歩みを振り返り、家族のため自分の人生のために書き残したい(元会社役員の70代男性)」など、自分史への熱い思いを語っていました。
回想法のワークショップでは、中学時代のころを思い出し、先生や友だちのエピソードを自分の言葉で書き出す作業に挑戦。「顔は浮かぶけど、名前がなかなか出ない」などと苦笑しながらも、思い浮かんだことをどんどん書き込んでいました。盛岡市の澤口泰俊さん(60代)は「いろいろ紆余曲折した若いときの思い出が鮮やかによみがえりました。ぜひ自分史を楽しみながら完成させたい」と張り切っていました。“思い出は、思い出したときに思い出になる”ですね。脳の活性化にもよさそうです。ぜひ新年度は自分史に挑戦を。
