変わらない思い出の場所【カフェテラス841】

変わらない思い出の場所【カフェテラス841】

カフェテラス841

取材協力:カフェテラス841

 盛岡市の841ビルに、眺望抜群の喫茶店があることをご存知でしょうか。ゆったりと流れる北上川を見下ろせる「カフェテラス841」は、40年前にビルが建った当時から変わらぬ姿で営業を続けています。

 お店を切り盛りするのは武田満利子さん。実はスタッフに応募した当時、募集対象年齢を過ぎていたとか。しかし「憧れのお店で働きたい」という熱意が伝わったのか、多くの応募者の中から採用に。以来20年間お店を守り続けてきました。

 お店は橋市が経営しているため、休憩やランチ、時には商談のために社員が訪れます。谷藤大樹社長もそんなお一人。小さな頃から祖父に連れられてきたという谷藤社長は「カウンターに座ってサイフォンを眺めながらクリームソーダを飲んだのがすごく良い思い出です。レイアウトは当時のまま、メニューもほぼ変わりません。武田さんも人柄が良くて話しやすい。ここはほっと一息つける場所です」と話します。

 そんな武田さんの人柄を表すエピソードが。谷藤社長が商談でお店を利用すると、そのたびに違った飲み物が出てくるそう。「疲れた顔をしているとトマトジュース。おやつの時間にはアイスクリーム。コーヒーカップにコーラが入っていて驚いたことも。武田さんは何も言わなくてもこちらを気遣ってくれる母のような存在です」。

 逆に武田さんは「社長は優しく、のびのびやらせてもらいました。10年前に来店した大学生が今は家族連れで来てくれるなど、さまざまな出会いにも恵まれて幸せな20年間でした」と振り返ります。

 お店は昔ながらの喫茶店の雰囲気を残しており、日替わりランチや飲み物をお供にゆっくりと時間を過ごすお客さまが多いとか。今では珍しいレトロなマッチも配っていて、わざわざ手に入れるために若い方も訪れます。

 武田さんは4月で退職されますが、お店は新しいスタッフが継承。みんなの心にさまざまな思い出を残すお店は、これからも変わらずに続いていきます。

武田さんと谷藤社長
写真からも仲の良さが伝わる武田さんと谷藤社長
カフェテラス841
今もメニューにある谷藤社長思い出のクリームソーダ
お店について

カフェテラス841

盛岡市盛岡駅前北通7ー17

019-654-4841(有限会社 橋市倉庫宛)

※工事のため現在は休業中。プレオープンは来年1月の予定。営業日詳細はお電話を。

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