
咀しゃく機能の低下は、食品の摂取に大きな影響を及ぼします。また、よく噛んで食べる習慣は、 消化酵素の分泌が活発になり消化を助けます。
介護を受けずに制限なく生活できる期間を「健康寿命」といいます。できるだけ自分のことは自分で行い、自分らしく過ごしたいものです。しかし、それを妨げるのが「フレイル」。早く気付いて対策をすれば、健康な状態に戻れる可能性があります。今の体の状態や食事内容をチェックしてみましょう。
【毎日の食事で フレイル対策!】
1日に取りたい食品と量の目安!


【いつもの食事を 見直してみよう!】
必要な栄養素は取れているかな?

Aさんの基本情報
・60代 ・男性 ・身長 173.0cm・体重76.0kg
・BMI 25.4kg/㎡(目標値21.5〜24.9kg/㎡)
・身体活動レベル「ふつう」
※自立して生活できる状態を
「ふつう」とします。
Aさんに必要なエネルギー量と 栄養素量は?
【1食当たり】
・エネルギー量 約660kcal
・タンパク質量 約27g
・脂質量 約15g
・炭水化物量 約168g
Aさんのお弁当を チェック!
・エネルギー量 660kcal
・タンパク質量 22.7g
・脂質量 19.9g
・炭水化物量(糖質91.9g 食物繊維5.8g)
・食塩相当量 3.2g
管理栄養士 山崎さんのアドバイス!
タンパク質が不足気味、脂質が過剰です。
野菜料理は油不使用、高野豆腐やエビ・イカなどを加えましょう。ご飯は食物繊維が豊富です。毎食主食を食べましょう。


