こんにちは。昔話をおりまぜながら、楽しくできる電子工作を紹介するコーナーが始まります。シニア世代の皆さんは、テレビが普及し始めた当時の感動を覚えている方も多いのではないでしょうか。テレビのあるご家庭にお邪魔してご成婚パレードや大相撲を眺めたものですが、そんなテレビが縁で私は今も電子工作を楽しんでいます。昔は250V(ボルト)電圧で回路を動かし、部品に触れると感電しましたが、今の電子工作は5Vで感電しません。また今はブレッドボードという組立基板で簡単に工作できるので、ハンダ付けの必要がなく安全です。
今回はLEDライトを光らせる工作の第1回目。5V電源の工作を紹介します。必要なUSB出力ACアダプタやUSBケーブルは100円ショップで購入できますよ。
まず図①を参考にUSBケーブルの一端を切断し、リード線の被覆をむきます。
電圧測定のテスターを使い、図②と図③にならって電圧を計ってみましょう。ダイヤルを直流電圧5Vが計れる位置に回します。黒のテスト棒(−)で黒の電線に、赤のテスト棒(+)で赤の電線に触ってみてください。
ぴったり5Vにならないと思いますが、四捨五入して5Vになっていることを確認しましょう。
USBケーブルは赤、白、緑、黒の4本の電線(充電用ケーブルだと赤黒2本の電線)がありますが、今回使用するのは赤と黒のみ。赤電線が+5Vで黒電線が0Vです。
いかがでしたか。次回も気軽に挑戦できる工作をご紹介するのでお楽しみに。
準備するもの
ニッパー、USB出力ACアダプタ、USBケーブル、電圧測定テスター
【参考:今回使用した部品】
・デジタルマルチテスター DT-830B.3L マニュアルレンジ(テスター)
・中クリップ付コード 5色 45cm 5本入(クリップは必須ではありませんが測定の際にあると便利です)
・ミニテックスモールニッパー(バネ付) MP4-110
今回使用した部品は下記サイトで購入できます。
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