開催:10/4(土)、10/19(日)
10:30〜12:00、13:00〜15:00
東北では更生・振興策の中核として、滝沢に国立の専門機関が置かれたが、その記録や記憶は、いま忘却の彼方に消え去ろうとしている。現在の滝沢森林公園・野鳥観察の森には、1937 年から戦後数年の間まで、旧農林省の直轄機関である「毛皮獣養殖所」が置かれていた。昭和初期の日本では、キツネやタヌキ、イタチ、ウサギなどから毛皮を取り、軍需や外貨獲得に役立てる毛皮獣養殖が盛んだった。
上記の養殖所は東北におけるその拠点であり、これを中心に岩手県各地で養狐・養狸熱が高揚したが、1940 年頃を境に同産業は一気に衰え、いまではそのような事象があったことすら忘れられている。それはなぜなのか。講演会と特別展示、現地説明会でひもといてゆく。
日時、場所 | ●講演会 「毛皮獣養殖のグローバル・ヒストリー -〈生態系総動員体制〉と滝沢村-」(北條勝貴) 「旧農林省毛皮獣養殖所周辺のくらしといま -解体されたもの/遺されたもの-」(平井勇介、今野公顕) ・10/ 4 (土) 10: 30〜12: 00 ・岩手県立博物館 講堂(岩手県盛岡市上田字松屋敷34番地) ●現地見学会 案内:平井勇介・今野公顕 |
参加費用 | ●講演会:聴講無料 ●現地見学会:100円(保険加入料) |
応募方法 | ●講演会……当日博物館にて受付 ●現地見学会……以下のe-ma i l アドレスヘ必要事項を記入し送信(先着20 名) ・宛先:rekishi07@iwapmus.jp |
申込期間 | 令和7 年9 月16 日(火)~10 月12 日(日) |
問合せ | 岩手県立博物館(岩手県盛岡市上田字松屋敷34番地) TEL:019-661-2831 |

