2022年の干支は寅。その寅の卓上飾りを、元気なシニアレディが丹精を込めてこしらえました。どれも手作りの1点もので、可愛くて親しみもあり、そしてユーモアに富んでいます。制作したのは、盛岡シルバー人材センター(晴山宏理事長)の「おばあちゃんの手作り教室」のシニアレディ。同教室は年5回開催しており、布風船、編み物、ひな人形など作って、販売も。コロナ禍で何度か順延もありましたがどうにか盛岡のクロステラスで開催。布、フェルト、糸など素材に針とハサミを用いて、お飾り作りに挑戦します。皆さん、手先が器用で、スイスイと糸で縫い上げたり、ボンドでくっつけたり。制作中は、マスクをし、ずっと談笑しながらも、丁寧に仕上げていました。メンバーは、70歳から81歳までの14人で平均年齢75歳。デザイン担当は油絵が得意な畠山はなさん(71)、「トラの怖いイメージを変えて、親しみやすい優しい絵柄にしてみました。気持ちがやんわりしてもらえれば」と販売もアピール。新聞と歴史好きの小野寺きみこさん(80)は、「この活動は社会とも関わっており、私の生き甲斐。みんなと集まり、楽しい」と手も口も動かしていました。同センター理事の高橋敏子さん(77)は、この活動に14年間も従事。「素晴らしい作品ばかり。集まって活動することで、心の触れ合いも生まれます。寅年は新たなことにもチャレンジしたい」と新年もパワー全開のようです。