盛岡市紺屋町のレトロ雑貨、巴倫堂(ぱりんどう)。店内には、鉄腕アトムなど懐かしいおもちゃ、昭和アイドルのレコード、花巻人形、ヤクルトのガラス瓶、古道具など約二千点が所狭しと置かれており、昭和レトロ感でいっぱいです。
店主は、イラストレーターで絵本も手掛ける高田せいこさん(72)。パリンと割れた音が広がるイメージを店名にして、30年。「マンションなどが増え、街も変わりましたが当店は、昔のまま。今でも、20代から70代以上の方まで来店します。“懐かしい”“楽しい”と声を上げて見ている方も。火鉢を買うシニアの方もいます」とせいこさん。昨年、絵本雑誌「さがるまーた」(講談社)でイラストを担当、今年10月には7冊目の手作り絵本『えほんのようせい』を完成。絵本の読み聞かせなどにも力を入れています。
懐かしさ、心温まる安らぎを届けているようです。ふらりと立ち寄ってみてはどうですか。ほっこりするかもしれません。


