支援からファンづくりの 楽しみへ【Cafe Le Pont】

支援からファンづくりの 楽しみへ【Cafe Le Pont】

取材協力:Cafe Le Pont

 盛岡バスセンターから茶畑方面へ進み最初の路地を左へ曲がると見えてくるコーヒーカップのロゴが印象的な建物が「Cafe Le Pont(カフェルポン)」です。

 カフェルポンは、言語リハビリ特化型デイサービス「言葉のかけ橋」が運営するカフェ。利用者さんの就労支援や、その家族が集まれる場所を作りたいという思いから始まり、人との交流が生まれたくさんの人に楽しんでもらえる場所にしようと、コーヒー好きな「言葉のかけ橋」代表がルポンをオープンさせました。

 カフェを担当する南澤さんはこれまでデイサービスを担当しており、飲食業は未経験。慣れないながらも、利用者の皆さんに楽しく作業してもらえるよう作業工程や環境について試行錯誤したそう。「後遺症が残り、細かい作業が難しい利用者さんでも作業がしやすいよう片手で使える道具を探したり工夫しました。商品を提供する上で、皆さんには興味のある分野を担当してもらっています。楽しいと働いている姿を見ると、こちらも嬉しくなります」と南澤さん。完璧なコーヒーをお客さんに提供したいと練習に励む利用者さんもいると話します。そんな南澤さんも業務用のオーブンは加減が難しく、納得のいく焼き菓子ができるまで苦労したとか。「失敗を重ねながらおいしく作れるレシピを模索しました。今ではルポンのお菓子が一番と言って買いに来てくれるお客さんもいるので、ありがたいです」と笑います。それぞれのお菓子にファンがつき、毎週買いに来てくれるお客さんもいるとか。

 ルポンでは定番の焼き菓子のほか、季節限定や週替わりで提供される3種のマフィンが楽しめます。中でも一番人気はバターバーという韓国で人気の焼き菓子。国産の材料にこだわり、バターをぜいたくに使用した一品です。コーヒーの提供は代表が担当。豆の特徴に合わせて焙煎しているといいます。テイクアウトにも対応していますので、利用者さんの成長を応援しながら、自分にご褒美を贈ってみませんか。

スタッフの渡辺さんと南澤さん。「ゆっくりしていってね」と笑顔
カフェオレとバターバー。彩り鮮やかなカヌレも人気の一品
お店について

Cafe Le Pont

盛岡市中ノ橋通1-13-15

019-651-1017

※工事のため現在は休業中。プレオープンは来年1月の予定。営業日詳細はお電話を。

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