器から提供する珈琲店【珈琲・うつわ わたなべ】

器から提供する珈琲店【珈琲・うつわ わたなべ】

珈琲・うつわ わたなべ

取材協力:珈琲・うつわ わたなべ

皆さんは中央通りの奥に、珈琲とうつわのお店があるのを知っていますか。カウンターに立っているのは「珈琲うつわ わたなべ」のオーナー渡辺伸也さんと奥様。二人は岩手大学で同じ学部の同じ学科だったといいます。 そんな二人がお店を始めるきっかけは、大学時代に遡ります。
大学時代の伸也さんは、両親が会社員だったこともあり、喫茶店への憧れがありました。そこで喫茶店でアルバイトをしたい と「機屋」の門を叩きます。「豆の焙煎から淹れ方を目で見て学び、コーヒーの世界の奥深さを感じることができました。また、マスターの芸術・文化・音楽などの博学がとてもいい刺激となり、アルバイトから従業員になりたいという気持ちがより一層強まりました」。
伸也さんの努力もあって大学院卒業後は機屋に就職。 機屋に勤めて三年目に奥様と結婚します。その奥様の方は、大学が終わり実家の秋田に戻った際に好きな陶器に出会い、その個人作家さんの修行に飛び込みます。 そこで二年の修行を重ね、個展を開けるほどの技術を習得。その後は盛岡に戻り、独立するために自分で窯を作ったとか。

そんな二人が2008年にお店をオープン。作ったお店はもちろん手作り。改装には1カ月かけたというそのお店は木の温かみのあアットホームなお店です。

お店のこだわりを伸也さんに聞いてみると「各国の豆を揃えているのもそうですが、いつも同じ味を作るのではなく、ハンドドリップでお客さんによって味を変えたりもしています。『今日の味はこうだね』なんて話すのも楽しいですね。他にも、妻が焼いた器で珈琲をお出ししているのも特徴ですね。ここ最近は豆で買っていかれる方が多いので、おうちでおいしく飲んでいただけるよう考えて焙煎しています。 シニアの方も多いので、お店が世代間交流の場になったらとも思いますので、気軽に遊びにきてください」と笑顔を見せます。

珈琲・うつわ わたなべの店主渡辺さんと奥さま
珈琲・うつわ わたなべ
オリジナルブレンドの「てとて」「えんじゅ」がおすすめ。他にも各国の珈琲を飲むことができます。奥さま手作りのスイーツも好評
お店について

珈琲・うつわ わたなべ

盛岡市中央通三丁目18-14

019-654-6135

※工事のため現在は休業中。プレオープンは来年1月の予定。営業日詳細はお電話を。

この記事をシェアする

Facebook
Twitter