取材協力:Coffee Room DAN
盛岡市本町通にある青いキーコーヒーの看板が目印の「Coffee Room DAN」。笑顔で出迎えてくれたのは横田厚(あつし)さんと由紀子(ゆきこ)さん親子です。
山田町で生まれ育った厚さん。大学進学のため上京し、さまざまなバイトを経験して過ごしたといいます。そのつながりから小さな飲食店を任された厚さん。「お客さんと交流を持つうちに、自分の喫茶店を持ちたいと思うようになりました」と夢を抱きます。その後は夢を叶えるため帰郷し「人が多い盛岡で店を出そう」と盛岡で働き始めます。数カ月後、周囲の協力もあり念願だった自分の店を昭和50年にオープン。諸事情により現在の本町通へ移転しますが「Coffee Room DAN」として形を変えずに店を続けています。
「Coffee Room DAN」のオープン後は、常連さんだけではなく交流の場を求める人が集まっていったそう。「イベントを企画することで、どんどん人の輪ができていった。とにかく青春。楽しかった」と笑います。そんな厚さんのこだわりは「人と人とのつながりを大切にすること」。店を始める前からのこだわりで、今後も変わらないと言います。「お客さんのおかげで続けてこられた。みんながずっと健康で、元気で居てくれることが一番」と厚さん。その思いを引き継ぎ、今は娘の由紀子さんが店に立ちます。
話上手な由紀子さんがメインで店に立つようになると、これまで来ていた常連さんのほか、由紀子さんと話をしたくて来るお客さんが増えたそう。「居心地の良い、家のような店にしていきたい」と由紀子さん。新しく来た人でも入りやすいお店作りに励んでいます。
そんなお店のおすすめは、お客さんに健康でいてほしいという思いから由紀子さんが考案した野菜たっぷりごはんプレート。厚さんこだわりのキーコーヒーともよく合います。「DANに来てますます元気になってほしい」と由紀子さん。人との交流が生まれる店へ、新しいつながりを探しに行ってみませんか。
Coffee Room DAN
盛岡市本町通1丁目17ー27
019-654-8748
※工事のため現在は休業中。プレオープンは来年1月の予定。営業日詳細はお電話を。