医療・福祉の充実のために

　岩手県医師会は、県民の健康と安全を守るため明治41年に設立されました。岩手県、岩手医科大学、郡市医師会との連携のもと、県内全域の医療課題を把握・共有し、課題解決に向けて取り組んでいます。

　2023年５月に新型コロナウイルス感染症が５類に移行しましたが、感染の波は繰り返し、さらなる医療体制の強化に努め、流行期にあるインフルエンザと合わせワクチン接種の推奨・協力など感染拡大防止に取り組んできました。また、産科医不足や医師の偏在など岩手県が抱える深刻な医療課題を明確にし、現場の医師の声を国政に届け、早期解決につなげる活動も継続しています。そして、医師の生涯教育をはじめ、災害時の医療支援活動の充実を図るJMAT研修、医療ＤＸに対応した勉強会の実施、自分らしく生きるための「人生会議」の普及など幅広い活動を行ってきています。

　新年度も感染症や、災害にしっかり備え、県民のみなさまの健康・安全、そして医療従事者と働く環境を守る活動を続けて参ります。