酒造りを通して一人でも多く笑顔に

　安永元年の1772年に紫波町で酒造業を創業。昭和２年には盛岡市紺屋町へ移転し、100年あまりこの地で親しまれてきましたが、2022年に老朽化などの理由から紺屋町を離れることを決断しました。

　移転先選定には、酒造りに大切な「米・水・気候」が揃い、大規模な設備投資となることから、自治体との協力ができる地域を検討したところ、雫石町長から提案をいただき、記念すべき創業250周年に新工場を竣工させることができました。

　2023年は新工場初年度ということもあり、多くのことを勉強しました。苦労もありましたが、岩手県や雫石町の酒米と岩手山の伏流水で作られた日本酒は、皆さまからも好評をいただけて大変、嬉しく思います。

　今後は「地産地消などの地域貢献」や「企業理念の浸透による人財育成」に挑戦し、酒造りを通して、一人でも多くの方に笑顔をお届けしたいと考えています。成長を続ける社員と共に、多くの皆さまとおいしい酒を笑顔で酌み交わせる日を楽しみにしております。