新年にあたり、思うこと
新年にあたり、思うこと
上智大学グリーフケア 研究所
名誉所長
髙木 慶子 氏
2023年は、コロナウイルス感染拡大が収まりつつある中での日々でしたが、私にとり大事な年でもありました。現代社会はAI時代でもあり、あらゆる分野で、レベルが上がっておりますが、それに伴って全人的な面でケアに当たる人々もレベルアップが必要と考え、「全人力を磨く研究所」を立ち上げたのです。「全人力」とは「各自が持っている力」全体を指すものですが、まず、その力に気付き、それを磨くことによって、自己充実感と他者への理解も深まると考えております。
全人的なケアに当たる人々には、まず利己理解が求められますが、そのためには各自が持っている力を理解しておく必要があると考え、今年度は対談会で講師の話を聞く機会を企画しました。
また、3月には『グリーフケア・スピリチュアルケアに携わる人達へ』(クリエイツかもがわ)を出版しました。これもケアに当たる方々が、知的にも技術面でも向上され、多くの人々に安心と平穏な生活を送っていただくための願いからです。
読者の皆様へ一言
歳と共に、重ねていきたい微笑みを
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