スポーツで広げる笑顔の輪

スポーツで広げる笑顔の輪

インタビュー
インタビュー 岩手県スポーツウエルネス吹矢協会 副会長 いわて・いーはとーぶ支部 副支部長 村里洋子さん
岩手県スポーツウエルネス吹矢協会 副会長
いわて・いーはとーぶ支部 副支部長
村里 洋子さん
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● 誰でも挑戦できる楽しいスポーツ

 コロナウイルス感染症の勢いは治らず気兼ねなく外出できるようになるまで、まだまだ時間がかかりそうです。体を動かして気分転換したい方も多いと思いますが室内で手軽にできて誰でも楽しめる「スポーツウエルネス吹矢(以降、スポーツ吹矢)」というスポーツは知っていますか。1mほどの筒に矢を込め、先にある的を目掛け一気に吹く。道具さえあれば自宅でも始められ、スポーツ経験がなくても楽しめます。「腹式呼吸ができれば椅子に座りながらでも的に当てられるので子どもから年配の方、

 車椅子の方でも楽しめます。もっと遠くから吹いてみようとどんどん挑戦したくなる誰でもハッピーになれるスポーツです」と魅力を教えてくれたのは日本スポーツウエルネス吹矢協会いわて・いーはとーぶ支部の副支部長、村里洋子さん。さまざまなスポーツに指導者、選手として長年携わってきたアクティブな女性です。

●自身の挑戦と恩返し

 村里さんは新潟県魚沼市の出身。川の近くに住んでいたので釣りをしたり、石だらけの川岸を難なく駆け回っていた活発な子どもだったそう。4歳からスキー板を履き、中学2年生でスキー競技を始め数々の大会に出場、結果を残します。大学進学のため上京し卒業後はスポーツ関係の会社に就職。事業の一環で雫石のスキースクールの指導を任され結婚と同時に岩手にやってきました。「子どもたちに教えるからには自分のスキー技術もレベルアップしなくては示しがつかない。目標があれば50しか出せない力も100の力を出せるはず」と教え子たちに自らの技術と競技に臨む姿勢を見て学んでもらうため国体へ出場することに。仕事と育児をこなしながらトレーニングに励み、出産後初めて出場した国体で4位という結果に子どもたちと喜んだと言います。その後も数々の大会に出場し「ママ友たちが手作りの冠を持って応援に来てくれて、気が早いなと思いましたが自分の頑張りが彼女たちを元気付けているのだと感じました。45歳で出場したイタリアでの世界マスターズでは3位に入賞し強豪国の選手が握手しに来てくれたときは嬉しくて号泣しました。帰国後に祝賀会をしてもらったり取材を受けたり自分のしてきた努力で周りがこんなに喜んでくれるなんてとさらに感動した」と笑顔で振り返ります。

 指導をしながら選手としても活動を続けていた平成23年、東日本大震災が襲います。「今まで頂いたご恩を返したい」とスポーツには人を笑顔にする力があると実感していた村里さんは"いーはとーぶスポーツクラブ"を設立。被災地で人気のスポーツをみんなで楽しみ交流を深める活動を始め、笑顔の輪が広がっていったと言います。次第に県内各地から幅広い世代の会員が集まり全国大会に参加できるほど活発なクラブになっていきました。

● スポーツ吹矢との出合い

 経験がないスポーツでも興味を持ちどんどん挑戦する村里さんがスポーツ吹矢に出合ったのは大会会場を訪れたとき。スポーツ吹矢の道具を見かけ何に使うのだろうと疑問に思ったそう。「クラブの事務所があった川徳でスポーツフェアを企画しスポーツ吹矢の関係者に声をかけフェアに参加してもらった。体験されたご夫婦の奥様が、矢が命中し喜んでいる姿を見て性別も年齢も関係なく楽しみ合えるスポーツがあるなんて」と衝撃を受けます。その素晴らしさを広めたいとすぐにスポーツ吹矢の支部を結成。被災地のみんなにもこの楽しさを味わって欲しく、いーはとーぶスポーツクラブでも取り入れることに。「久慈でスポーツ吹矢の活動を続けていたら支部が結成された。次は釜石にも作ろうと思っていて人の輪が広がって嬉しい」とスポーツ吹矢の普及に意欲を燃やす村里さん。その情熱は吹矢の矢の如く一直線に注がれます。

インタビュー 岩手県スポーツウエルネス吹矢協会 副会長 いわて・いーはとーぶ支部 副支部長 村里洋子さん
インタビュー 岩手県スポーツウエルネス吹矢協会 副会長 いわて・いーはとーぶ支部 副支部長 村里洋子さん

いーはとーぶスポーツクラブのスポーツ吹矢の会では、大人から子どもまで集まり世代間交流を楽しんでいる

プロフィール

1956年2月28日生まれ新潟県魚沼市出身。中学2年からスキー競技を始め、結婚・出産後も国体や県民体に出場する。現在は「NPO法人いーはとーぶスポーツクラブ」で11種目のスポーツを楽しんでもらう場を提供する活動をしており、スポーツウエルネス吹矢(旧スポーツ吹矢)の普及と国体種目への認定を目指す。スポーツウエルネス吹矢に興味がある方は019-622-1110まで

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