大阪・関西万博に行ってきました。まずは会場の中心をぐるりと囲む木製の大屋根リングの壮大さ、各パビリオンのデザインの斬新さや流線形などの形態のユニークさに驚かされました。館内も五感を目覚めさせるような演出。ヘラルボニーの松田崇弥代表の恩師でもある小山薫堂氏プロデュースの「EARTH MART」は、“いのちをつむぐ”をテーマに梅干しなど日本の伝統食を近未来的なデザインで紹介しており、食を通じて命を考えさせるパビリオンでした。
劇場をイメージしたイタリア館は、コンクラーベ(教皇選挙)で話題も沸騰し、大人気のパビリオン。“芸術は生命を再生する”をテーマに、バロック期の世界的な名画や文化遺産の像などが触れるほどの位置に展示され、来館者からため息が漏れるほどでした。
ポルトガル館は、“海洋:青の対話”で海の世界にいる感覚。館内レストランの統括マネージャーを盛岡市のソムリエ松田宰さんが担当、「岩手から来たなら、お声をかけてください」と話していました。
万博でスタンプラリーも楽しんだ盛岡市の沼田いふこさん(60代)は、「アフリカやユーラシアの国々がいっぺんに見られるCOMMONS館がよかった。各国の予習をして、できれば、もう一度行きたい」と万博熱は冷めない様子。会期は10月13日。五感が目覚める万博の旅、いかがですか。
