午の歴史や文化に関心を

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MORIOKA生活文化研究室 大森ふじおさん

 2026年は、午(馬)年。岩手は南部馬の産地として知られ、馬を大切にしてきました。

 人に寄り添ってきた馬は、神の乗り物とされ、神社に奉納され神馬になるなどの歴史があります。また江戸時代は、武具や農具として重宝され、人々の暮らしに欠かせない動物でした。馬が家族の一員であったことを示す「南部曲り屋」、家の神や馬の神とされる「オシラ様」、馬の無病息災を祈願する「チャグチャグ馬コ」などは、馬と人の深い関係を物語っています。

 盛岡市の馬検場は東宝映画「馬」(昭和16年 高峰秀子主演)のロケ地で、全国的に有名になりました。現在、跡地は盛岡馬っこ文化伝承広場となっており、愛らしい親子の馬の像も建立されています。 盛岡競馬場には、競走馬を観ることができるのはもちろん、敷地内には馬の彫刻が点在しており、ユニークな馬の彫刻も楽しめます。

 もりおか歴史文化館では、装束で飾られた馬コ(模型)が常設展示されており、干支コレクション「午」が開催中(2月16日まで)。貴重な資料が閲覧できます。ショップコーナーには、村田民芸工房の新作「白馬」も。各地で馬のユニークなグッズもお目見えしています。元岩手大学長の平山健一さん(84)は、7回目の年男。「岩手の馬と人の歴史は長く深いですね。馬は、優しく賢い動物ですので、ぜひ馬に関心を。私は、昔ほど馬力はなくなりましたが、元気で明るい1年にしたいです」と目を細めていました。

馬のグッズ
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