取材協力:てどあーる
盛岡八幡宮から肴町に続く大通りの途中にある喫茶店「てどあーる」。店内はぬいぐるみや雑貨が並び、おもちゃ屋のようでわくわくします。「漫画やゲームが好きで買い集めて置いています」と店主の齋藤美里さん。
齋藤さんは盛岡で育ち、高校生の頃に母親が盛岡市大通りでカフェ「てどあーる」を開店。季節を感じてほしいと旅行先で買った民芸品で季節感を演出したり、器にこだわったりと店作りに凝っていました。齋藤さんが高校卒業の頃、家の事情で齋藤さんが店を継ぐことに。しばらくすると建物の老朽化で中央通りに移転することになり大切な器や民芸品と共に母親が作ってきたものを引き継ぎ、今以上にお客さんに満足してほしいとわたあめを飾った個性的なスイーツやボリュームあるメニューなど調理人と考案し始めました。
多くの人に愛されてきましたがビルの老朽化で再び移転が決まります。「次の青山店は広くて母の民芸品と自分の好きな漫画やゲームの人形や雑貨なども置いて賑やかな店にしました」と子連れのお客さんに合わせ自分なりのお店作りを始めた齋藤さん。中高生のお客さんも多く、若者人気が高そうなメニューも追加し学生が学校帰りによく立ち寄る店になりました。
青山で開店して10年が経ち、入居しているビルの経営者が変わり再度移転することに。「今度は小さい店にして自分で接客したいとこの場所に開店しました。シニア世代のお客さんが多くて話すのが楽しいです」と齋藤さん。おもちゃや雑貨も以前のままでわくわくしながら楽しめる新しい「てどあーる」が再スタートしました。
どのメニューも新鮮で旬の素材を使い、フルーツは産地や時期にこだわって取り寄せるほど。長年人気のいちごパフェは瑞々しく甘酸っぱい苺がふんだんに盛られクリームとよく合います。ボリュームたっぷりですが、苦味が強めのコーヒーと相性が良くさっぱりと食べられます。
一服しながら童心に戻って、お孫さんとわたあめスイーツを楽しんでみませんか。