今話題のみちのく潮風トレイルに初挑戦してきました。八戸市から相馬市までの太平洋沿岸を結ぶ全長1025kmのロングトレイル(2019年全線開通)。すでに100人が全線踏破しているようですが、シニア仲間3人との初挑戦は、その中のほんの一部、浄土ヶ浜と真崎海岸の2つのコース。潮風と日の光、マイナスイオンを全身で浴び、潮の匂いを嗅ぎながら、標識を辿り海沿いや山道などを交互に2時間ほどかけて歩きました。真崎海岸には、大きな塊の岩石がゴロゴロの道も。少しバランスを崩しそうになり、体を屈めて慎重に歩行。沼の浜隧道(ずいどう)などのトンネルを抜けると、目の前には紺碧の空の下にきらめく大海原、岩礁が広がり、自然の造形美に思わず絶句、太古の世界にタイムトリップした感じでした。波の音やカモメの鳴き声を聴きながら、波打ち際で戯れるなど、子どものころに戻ったような時を過ごし、三陸の懐の深さに癒されました。宮古もてなし隊副隊長の斉藤信夫さん(75)は、「今年になってトレイルを楽しむ人がグッと増えました。特にシニアと外国人の方が多いです。急がず時間をかけてゆっくりと歩き、三陸海岸を五感で満喫してほしい」と話していました。次のトレイルが待ち遠しいです。