陸前高田市の20代の若者5人が盛岡市材木町のよ市(開設50周年)で広田湾の海産物を販売、新鮮で厚みのあるカキなどが若い世代からシニアまで幅広い層にうけて大盛況、よ市デビューで新風を巻き起こしました。蒸しカキを食べた縄文文化研究会幹事の佐藤順さん(68)は、「最高においしかった。広田湾の海産物アピールがとても魅力で、若者のエネルギーを感じました。シニアの一人としてこれからも応援したい」と推していました。海産物を販売している合同会社bigap(ビギャップ)は、彼ら若者が昨年、「大きな飛躍を」と願いを込めて立ち上げたベンチャー企業。三陸の海の再生と漁業を次世代につなぐために、地元の漁業者から買い付けた魚介類を飲食店に卸したり、直接販売やサイトを通じた販売などしています。コアメンバーは村上真聖さん(27)、大坂智央さん(27)で、中高同級生の2人は大学時代バングラデシュを旅行。卒業後、会社員を経験後に思いを同じくし起業しました。プロサッカー選手資格もあり岩大で数学を専攻した大坂さんは祖父が漁師。「広田湾の海産物をもっと広げたい。よ市では予想外にもたくさんの方に食べてもらい、シニアの方にも推してもらいました。次は、夏に出店できれば」と気合を入れていました。