メジャー6年目の雄星、ドジャース移籍1年目の大谷に加え、スタンフォード大進学の佐々木麟太郎の文武両道の学生生活も始まり、次世代を担う若き岩手人のアメリカでの一挙手一投足がさらに注目されそうです。シニアにとって、孫のような彼らの活躍は、生き甲斐の一つで、推し活になっているようです。盛岡市の梅津さん(86)は「大谷の結婚は、どっきりしました。これからの活躍にわくわく。ロッテの佐々木投手も行けば4人も。岩手はすごい」と仲間との話題が尽きないようです。昭和の時代、岩手の野球は甲子園で1回戦敗退が多く、大差で負けるほどのレベル。それが令和の今はスター選手が相次いで誕生するなどでレベルアップ、岩手のイメージまで刷新しています。太平洋を軽々と飛び越えて野球の本場アメリカを舞台に選んだ若きサムライ。藤井茂新渡戸基金理事長(72)は「明治時代にも、海を超えて活躍する気概を持った岩手の先人はいました。太平洋の架け橋を目指した新渡戸もその一人。令和の彼らにも、新渡戸精神が流れていますね。令和の架け橋たちに頑張ってもらいたい」とエールを送っていました。