先日、いわて生協ベルフまつぞので開催のスローショッピング学習会に参加してきました。
スローショッピングとは認知症や軽度認知症の人、高齢者、体が不自由な人、加齢に伴う心身が衰えるフレイル状態の人などに、買い物の楽しさや喜びを再び取り戻してもらうため、店と連携して取り組む支援活動の考え方です。
パートナーが寄り添いながら、自分のペースで買い物をしたり、商品の選択や決定もできるだけ本人の意思を尊重し、会計もできるように目指しています。
学習会講師の滝沢市「こんの神経内科・脳神経外科クリニック」院長でNPO法人やまぼうしネットワーク理事長の紺野敏昭さん(76)が起案し、同市、認知症の家族会、スーパーマイヤなどで5年前にプロジェクトを立ち上げ、くつろぎサロンも併設し推進しています。
紺野さんは「商品を手に取り、悩みながら選んで決めて、自分で支払う喜びを体験できます」と話します。自分の存在感や役割の認識につながるようです。総合衣料品店みかわや、いわて生協ベルフ牧野林店でも順次開始へ。紺野さんは「生きる希望の回復につながります」と話していました。
