体に優しく ハッピーに【Green Cafe 十八子】

体に優しく ハッピーに【Green Cafe 十八子】

Green Cafe 十八子

取材協力:Green Cafe 十八子

 雫石町にある薪ストーブのお店「木ごこち」の敷地内に「Green Cafe 十八子(おはこ)」があります。

 迎えてくれたのは店主の小田多紀子さん。小学校教師をしていた小田さんは、子どもの得意なことを伸ばせる場を作りたいという思いから、退職して塾を開設。子どもたちがのびのび過ごせる場所作りをしていました。そして、自身も三度の出産を経験。自分の子どものために食について学んでいったと言います。「本で調べると、宗教やアレルギーで食に制限がある人たちの食事は、植物性の食品が多く体に優しいことが分かりました」と塾の子どもたちにもそんなお菓子を食べさせたいと思うように。「何の制限もなく、皆が同じものを食べられたらいいなと思い、米粉のお菓子を提供しようと思いました」と岩手のお店を探しました。しかし当時はなかなか手に入らず、思い切って手作りの米粉クッキーを出してみたそう。「見た目は素朴でちょっとボソッとしてたけど皆おいしいと、喜んでくれました。子どもたちの笑顔を見て、こんなお菓子が出せる店を作れば、幸せになる人が増え、皆で楽しく食事ができる場になると思いました」と店を開く決心をしました。

 そしてシェアキッチンやイベントで米粉のお菓子を販売しながら、お店ができる場所を探していた小田さん。出店者から地元食材や店の情報を集めていると、友人から「以前カフェだった場所が空いている」と教えてもらいます。すぐにでも店を出したいと入居を即決、今年5月に「Green Cafe 十八子」をオープンさせました。店を始めて、アレルギーの子が「初めてケーキを食べた」と喜んでくれたことから、アイスやプリンの開発にも力を入れています。

 豆乳プリンは、体に優しい甜菜糖を使った手作りのあんことカラメルソースが自慢。コーヒーは雫石町の山福珈琲舎さんの有機豆を使って、丁寧に入れています。「食も人もボーダーレスな、誰でもくつろげる店にしたい」と話す小田さん。皆が安心して楽しめる、体に優しいお菓子を味わいに行きませんか。

「元気になりに来てね」と小田さん
Green Cafe 十八子
豆乳プリン&ドリンクセット。十八子で一番人気のメニュー
お店について

Green Cafe 十八子

雫石町板橋68−15

070-2429-9137

※工事のため現在は休業中。プレオープンは来年1月の予定。営業日詳細はお電話を。

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